2024はあまりいい味が残る年にはならなかった。始まりはいいものの、そのあとは負の連鎖が続くという感じでなかなか評価が厳しい。

年始早々に長年住んでいた石神井を離れて西の方角へ引っ越した(さすがに西方阿彌陀じゃないが)。主にシュラフなどかさばる山の装備の置き場に困っていたので、より広いアパートにした。家賃は多少上がったが、全然割に合うと思う。

そして2月は出張としてバルセロナのMWC行ってきた。会社のモバイルつよつよな人2人と一緒に行ったが、趣向が違ったのでカンファレンスのあとの観光は1人で行くことも少なくなかった。事前にスペインの(以前の山の遠征で会った)知り合いや、スペインが大好きで何度も行っている(同じ飲み屋常連の)飲み友に色々な美味しいお店も教えてもらったので食に困ることはなかった(というか期待以上に贅沢ですごくよかった)。

5月の下旬にデナリへの再挑戦を予定していた。それに向けてガンガン筋トレと心肺機能の強化をやるはずだった。ただ、なぜか気が乗らず予定通りの強化には至らなかった。怠けたわけじゃないが、春先の日本の残雪期登山の感触はよかったせいか、自分の限界を押すほどの強化には挑まなかった。そのせいか、14キャンプから進む時に体がパンクして撤退せざるを得なかった。

でもその前はLUPINUSアラバキSYNCHRONICITYという楽しい楽しい音楽イベントが続いていた。テント泊のアラバキと下北の女子バンド限定のLUPINUSは毎年の楽しみになっている。それこそ今年も行こうと思っている。一方でSYNCHRONICITYはあまり全体的な印象は最悪だったので2度と行くことはないだろう。年の後半はほとんどライブ行かなかった。CokeSTUDIO ’24でVtuberのモリカリオペを生で見れたのは、短い数曲のオープニングだったが記憶に残るものだ。

デナリから帰ってからは体力がほとんど崩落した。ジムもサボってしょっちゅう家で酒飲みながらアニメ見てるだけの夜。山行こうと思っても、恐ろしいぐらいに天気が悪くて、毎週毎回週末ピンポイントで天気が崩壊していた。そのせいで山行けたのは、6月の残雪期の穂高と、避暑ができるかちょっと怪しい蝶ヶ岳と、締めに9月に上りジャンダルムだけであった。振り返るとあの時の体力で上りジャンヌに挑むのはいくらなんでも無謀だったと反省している。そのせいで槍まで行かず穂高から2日目でエスケープしたし。今年はもうちょっと天気に恵まれたいね…

仕事は… だんだんとストレスが強くなってきている感じがした。春の締切に合わせてちょっと頑張るのはまだよかったが、そのあと割り込みに割り込みと想定外のことが続くばかりで、かつ組織的な摩擦も非常に多くなってきているので積極的に転職を考えている今である。その一環でもちろん海外の会社も応募したりするので、ヨーロッパに移住する可能性もゼロではない。そうなったら家族はきっと喜ぶだろうけど俺は本当にそれでいいのかは正直まだちょっとわからない。いずれにせよ春のビザ更新はやるだろうから移るにしてももうちょっと余裕もってだろうね。