輸入関税によって被る消費者全体の損失は、生産者全体が得る利益を上回るものだが、当該製品の消費者の数は生産者のそれを圧倒的に上回るため、個々の消費者が被る損失は微々たるものになるのに対して、個々の生産者が被る利益はその比較にならないほど大きなものとなる。そのため、輸入関税に反対する政治圧力より輸入関税政策を求める政治的圧力が強くなってしまう。

「グローバリゼーションの正義」講義資料

あのさ、俺はこんな長くて複雑な文を論文に書いてしまったときいつも先生にわかりにくいといわれていた。ま、資料はずっとこんな感じだから、多分論文もこうなるのも大丈夫だろう。だが、確かにちょっとわかりにくいだけど…