一応さ、将来的にP目指してるし、研修中に全スタジオ回ってるところけっこう「企画書どんどん書け」って言われたし、元々大規模なプロジェクトを考えることが好きだったし。先輩の進行や、スタジオのPの企画書をみて参考にしたり、いろいろ調べて(ないけど)ヒットのレシピを探ったり、儲ける方法を考えてる。

そこが問題やからな。いくらだけアイデアがおもしろそうに見えるとか、話の展開が革新的とか言うても、なかなかヒットになることがないじゃん。そもそもネット上即時配信の時代の今日ではアニメ自体売って儲けることはなかなかめずらしい。

ラノベの映像化はアニメが売上ならなくても、ラノベの売上が伸びたらそれでいいし、アイドル系はアニメはどうなってもイベントで笑うほど成功することもあるし、ただしかし。アニメ業界の立場から自分が作ってるやつが直接に金にならなくても二次創作のもので儲けれるという考えがよく聞く。

でもいつまでそれが成り立つのかな。だって、ゲームの開発やフィギュアの生産もただじゃないやろう。アニメが人気でどんなものでもみんな買ってくれるやろうって考えは消費者舐めてる気がする。どんどんどん(どんどんどん)なアニメだって二次創作のためのただの広告に格下がると…逆におもちゃやゲームに対する期待が著しく高くなるのでは?最初のころはバグばっかのモバゲでも金になることもありうるけど、どの会社も同じ商法使うことになると競争が激しくなって品質の要求と同時にその開発費用も高くなるし、ヒットも難しくなる。

その時はその時で、今はとにかく儲けとけって?なんて素晴らしい、将来性に満ちた考え方!